一度に資金をつぎ込んでしまったことで必要な時に資金を投入できずに、そのあとに巡ってきたチャンスをみすみす逃してしまった…というのは株式投資にありがちな失敗ケースです。
これから紹介するBさんも、そんな失敗をしてしまった一人です。
絶好の「買い場」なのに資金がない…
どうも!かぶくんです!
今回ご紹介するのは、40歳で投資歴3年のBさんです!
Bさんは資金不足で失敗してしまったとか。
今回ご紹介するのは、40歳で投資歴3年のBさんです!
Bさんは資金不足で失敗してしまったとか。
一度に資金をつぎ込んでしまって、そのあとに巡ってきたチャンスを逃してしまいました。
Bさんはソフトバンク株を2015年9月始めに購入したんですよね。
はい。ソフトバンク株は2013年から上昇を続けていたので、かなり注目していました。
どんな値動きをした株だったんですか?
2014年のはじめに9000円台の高値を付けたあと、調整局面に入っていました。
ふむふむ。
株価はどう動くのか釘付けですね。
株価はどう動くのか釘付けですね。
その後、株価は9000円台から7000円台へと下落を続けていったんです。
株価が上昇してから勢いが落ちたわけですね。
2015年の10月に入ると株価は移動平均線から大きく下方に乖離しました。
で、株価は一時5500円を割り込むようになって。
で、株価は一時5500円を割り込むようになって。
動きがありましたね!
「移動平均線」って、相場の方向性や売買のタイミングを計る指標として使われてるやつですよね。
「移動平均線」って、相場の方向性や売買のタイミングを計る指標として使われてるやつですよね。
大きく下がりましたし、これは「そろそろ底値か?」と思いましたね。
そしたら、翌週に大陽線が現れました。これで「トレンドが反転した!」と判断しましたよ。
そしたら、翌週に大陽線が現れました。これで「トレンドが反転した!」と判断しましたよ。
大陽線が現れたということは、相場が変わった可能性が高いっていうシグナルですよね!
もしかして下げ相場から上げ相場になるかも…?
もしかして下げ相場から上げ相場になるかも…?
大きく稼ぐ勝負どころだと思って、
6500円の指値で、資金めいっぱいの600株を買い付けました。
6500円の指値で、資金めいっぱいの600株を買い付けました。
資金めいっぱいつぎ込むとは…
かなり大きく出ましたね。
かなり大きく出ましたね。
根が博打好きなのか、「ここだ!」と思うと突っ込んじゃうんですよね。危険だと分かってても。とにかくもう、利益を大きく手に入れたい一心でしたね。
分割して資金を入れないといけないと頭ではわかっていても、というわけですか(笑)
まさに、誘惑に負けました(笑)
買い付け後ですが、下落していた株価は持ち直しました。
買い付け後ですが、下落していた株価は持ち直しました。
おっと、もしやBさんへ幸運の流れが…?
いえ、すぐに反落しました(笑)
上昇したのは一時的で、あれよあれよという間に買値を割り込んでしまいました。
株価は4000円まで下落です。
上昇したのは一時的で、あれよあれよという間に買値を割り込んでしまいました。
株価は4000円まで下落です。
あぁあ~…6500円で買い付けたのに、4000円まで株価が下がってしまったんですね。
4000円で底値をつけますが、もともと400万円しか資金がなかった僕は追加で買う余裕はなく…これでもかってくらい資金投入したのが、完全に裏目に出ました。
いい買いチャンスかと思ったら、もっと買いたい場面が来た!けど資金がないという状況ですね…
その後、株価が上昇して6300円まで戻したところで、下落を見越して見切り売りをしてしまいました。
株価が戻ってきたとはいえ、また下がるかもしれないですし、苦渋の決断ですね。
追加で買いたいのに資金不足となれば、後悔ですよね。
追加で買いたいのに資金不足となれば、後悔ですよね。
そりゃもう、激しく後悔しました。買い付けたとき、底値と判断したのは早計でしたよ。
少なくとも、資金を全額投入するのではなく、半分にして、ナンピン買いすれば儲けられたのに…。
【用語解説:ナンピン買いとは】
株が下落したとき、買い増しして買い付け単価を下げること。
例えば、1,000円で100株購入した株が800円に下落したとします。
その時に同数の株を購入(800円×100株)すれば先に買った株と合わせて200株を18万円で購入したことになり、買い付け単位は900円に。これで元の株価に戻れば利益は早く出るという考え方です。
■一度に全額投入した場合
■少しずつ分けて投資した場合
買いの好機は、数は少ないとはいえ何度かありますよね。
でも、その中でベストの好機をタイムリーに選び出すことは難しいですもんね。
でも、その中でベストの好機をタイムリーに選び出すことは難しいですもんね。
市場に資金を投げるタイミングを何度かに分ければ、より好機の「押し目」や「上昇シグナルのさらなる確認」ができたときに買い増しできると学びました。
僕の敗因は、底値をピンポイントでつかもうとして欲張って、資金を全投下してしまったことですね。
投資のチャンスを逃さないためにも、資金には余裕を持たせたいところですね。
どこが買い場か判断するのは難しいものです。
そういうときは一度に資金をつぎ込むのではなく、2回3回と時期をずらして買い付けるのが正解です。
購入後にさらに株価が上昇したときは、買い増しすればいいのです。
上昇を再確認した後でも、買いのチャンスは十分あります。
底値をピンポイントでつかもうとして欲張るのではなく、おおよそ底値で買えればいいというくらいの余裕を持たせるようにしましょう。
★ポイント★
今回のケース:「いい買いチャンスかと思ったら、もっと買いたい場面が来た…けど資金がない」
⇒投資のチャンスを逃さないためにも、資金には余裕を持とう!
⇒投資のチャンスを逃さないためにも、資金には余裕を持とう!