18日の東京株式市場は、寄り後大型株中心に買い優勢に傾く場面がありましたが、その後は利益確定売りに軟化し、後場はマイナス圏での推移となりました。

 

大引けの日経平均株価は前営業日比56円10銭安の3万236円9銭と続落。東証1部の売買高概算は15億7991万株、売買代金概算は2兆8854億5000万円。値上がり銘柄数は406、対して値下がり銘柄数は1713、変わらずは75銘柄でした。

 

きょうの東京市場は気迷いムードの強い地合いでした。前日の米国株市場では金融緩和が長期化するとの思惑からNYダウが最高値を更新したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続落の結果となりました。

 

米長期金利の上昇を警戒するムードがあり、東京市場でも利益確定の動きを誘発。それでも寄り直後は大口の買いが入り、日経平均は一時250円を上回る上昇をみせましたが、買いは続かずその後は値を消す展開を余儀なくされました。

 

算発表の通過で手掛かり材料難となり買い気も盛り上がりを欠きました。鉱業、鉄鋼、非鉄といった景気敏感株が軟調だったほか、半導体関連株に利益確定の売りが目立つ展開に。東証1部全体の78%の銘柄が下落しました。売買代金は2兆9000億円弱と高水準が続いています。

 

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