前日の米国市場では引き続きインフレと長期金利上昇への警戒感から売りが優勢で、景気循環株を中心に利益確定売りが出たことでNYダウは大きく続落。

 

一方、ハイテク株は取引後半に持ち直し、ナスダック総合指数は小幅な下落にとどまりました。

 

米ハイテク株安の目先の一服感を受けて、前日に900円超と大幅下落した日経平均は自律反発で100円高のスタート。

 

しかし、今晩の米消費者物価指数(CPI)を前に依然として警戒感はくすぶっており、すぐに下落に転じると、短期筋による先物主導の売りが嵩むと一時は700円安と28000円を割り込む場面も見られました。

 

その後は突っ込み警戒感からの買い戻しも入り、28000円を回復したが、戻りは鈍く膠着感の強い動きとなりました。

 

大引けの日経平均は前日比461.08円安の28147.51円となった。東証1部の売買高は15億2939万株、売買代金は3兆4014億円。

 

セクター別では、海運業、石油・石炭製品、鉄鋼、卸売業、機械などが下落率上位に並びました。一方、保険業、ゴム製品の2業種のみが上昇した。東証1部の値上がり銘柄は15%、対して値下がり銘柄は全体の81%でした。

 

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