6月9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり85銘柄、値下がり134銘柄、変わらず6銘柄となりました。

 

日経平均は続落。8日の米株式市場でのNYダウは30ドル安と小幅続落。米労働省が発表した4月の雇用動態調査の結果を受けて、労働市場の改善を背景に景気循環株の一角に買いが入りました。

 

長期金利も低下したことでハイテクの一部も買われました。ただ、5月米消費者物価指数(CPI)を前に様子見ムードが強く、大勢はもみ合い展開にとどまりました。

 

本日の日経平均は62円安でスタートすると米フィラデルフィア半導体(SOX指数)の軟化を背景に半導体関連など値がさ株が中心に下落するなか、一時は28801.83円と、下げ幅を160円にまで拡大。

 

ただ、その後は下げ渋り、後場は28850円~28900円内の僅か50円という非常に狭いレンジでのもみ合い展開に終始した。東京市場でも、米CPIを見極めたいとの思惑がこう着感を強める一因となったようです。

 

大引けの日経平均は前日比102.76円安の28860.80円。東証1部の売買高は9億9445万株、売買代金は2兆3029億円だった。セクター別では、海運業、パルプ・紙、証券・商品先物取引業、機械、保険業などが下落率上位。

 

一方、空運業、不動産業、鉱業、医薬品、陸運業などが上昇率上位に並びました。東証1部の値下がり銘柄は50%、対して値上がり銘柄は全体の44%でした。

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