7月20日の株ニュース

本日株価が大きく変動した銘柄の中から当サイトがピックアップした銘柄に関するニュースをお送りします。

[4588]オンコリスバイオファーマ 638円 前日比+100(+18.59%)S高

ストップ高比例配分。同社は19日、国内外の研究機関と開発を進めている腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」について、同日から開催されている第16回日本臨床腫瘍学会で、食道がんを適応症とするテロメライシンと放射線の併用に関する医師主導臨床研究の結果が発表されたことを明らかにしました。

この研究結果では、手術不能・化学療法不適応の食道がん13例を対象にテロメライシンと放射線の併用投与を行った結果、局所での奏効率(薬物療法の効果を示す割合)は13例中8例でCR(完全奏効)、3例でPR(部分奏効)となり、合わせて84.6%に達したといいます。

これまでに重篤な副作用は報告されていないとしており、今後の展開などが期待されています。

[4571]ナノキャリア 556円 前日比+80(+16.81%)S高

ストップ高。台湾のOrient Europharma Co.,Ltd.(OEP)とNC-6004の頭頸部がんを対象とした欧米を含む地域の共同開発についてライセンス契約を締結したと発表しました。

ナノキャリアは欧米地域の開発権をOEPにライセンスし、対価として開発マイルストン総額800万米ドルを受領しました。

将来的には総額100億円以上の契約収入が見込まれるほか、別途ロイヤリティを受領するといいます。

[6099]エラン 2,986円 前日比+324(+12.17%)

大幅続伸。19日取引終了後、18年12月期の第2四半期(1~6月)の連結利益予想の増額修正を発表したことが好感されました。

営業利益を4億9,000万円から6億3,000万円(前年同期比44.8%増)へ、最終利益を3億3,000万円から4億1,000万円(同28.5%増)へ修正しました。

売上高は90億円(同25.6%増)で据え置きました。

同社は入院時などに必要とされる身の回り品などをレンタルする「CS(ケア・サポート)セット」を提供しています。

今上期は、同セットを導入した施設での売り上げが計画を上回り推移しました。

また、収益性改善策の効果が顕在化し、販管費が計画を下回ったことも利益を押し上げました。

なお、今12月通期の業績予想は西日本豪雨災害の影響を精査していることもあり据え置いています。

[3990]UUUM 5,880円 前日比+400(+7.30%)

急反発。株価は一時、前日に比べ10.5%高に買われました。

岩井コスモ証券は19日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始。目標株価は6,500円としています。

同社は動画共有サイト「ユーチューブ」への動画投稿を通じて収入を得る「ユーチューバー」のマネジメント会社です。

人気のユーチューバーを数多く抱え、高い成長を続けています。

同証券では、動画広告市場の拡大や収益基盤の強化により中期的な成長が期待できると指摘。

19年5月期の連結営業利益は会社計画8億5,000万円に対し10億円(前期比40%増)への増額修正を予想しています。

[2148]アイティメディア 582円 前日比+32(+5.82%)

一時ストップ高。ソフトバンクコマース&サービス([9984]ソフトバンクグループ傘下)とアイティメディアの合弁会社であるアイティクラウドが、米国のG2 Crowdと日本国内での法人向けITレビュープラットフォーム事業で業務提携したと19日に発表。これが買い手掛かりとなっているようです。

G2 Crowdは、米国で法人向けITレビュープラットフォームを手掛ける企業で、運営する「G2 Crowd」には累計40万件以上のレビューが投稿されています(7月現在)。

今回の提携では、G2 Crowdが持つレビューなどのコンテンツをアイティクラウドに提供するほか、日本国内及びアジア地域で共同事業の展開を検討するとしています。

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