投資顧問を利用する際の注意点

【投資顧問の利用を考える】

株式投資に関して様々な有料サービスがありますが、筆者は「投資顧問を利用する」ということをオススメしてきたと思います。

優良投資顧問と投資顧問契約を結べば、値上がりが見込まれる銘柄情報や保有銘柄の最適な売却価格をその都度教えてもらえます。これらの情報を入手することができれば、株式投資の勝率は飛躍的に上がるでしょう。

ここからは、投資顧問を利用する際の注意点を解説していきます。

投資顧問会社と契約をするかどうかを考える際に非常に大事なこと、それは「契約条件」です。この契約条件をチェック際に必ず目を通しておきたい、特に注目して欲しい点は以下の2点です。

１．投資顧問契約の種類を確認する
２．利用料金と契約内容を検証する

それでは、各項目について詳しく見ていきましょう。

投資顧問を利用するにあたって契約する際に必ずチェックをしたい点は、あなたに向いている契約は「投資助言契約」なのか「投資一任契約」なのかということです。

これらのことを考えるためにも「投資助言契約」と「投資一任契約」にはどのような違いがあるのかをまとめてみました。

投資助言契約・・・投資情報をもらって、「自分で」投資を行う
投資一任契約・・・投資情報、投資判断、投資代行も任せる

投資は自分で行うか、投資に関することはすべてを任せてしまうか、このどちらを利用するかであなたが投資顧問会社と結ぶべき契約形態が変わります。投資顧問はこのようなタイプに分かれますが、一般的に投資顧問業というと「投資助言業」を指します。

投資顧問サービスを利用する際には投資に関するすべてを任せたいのか、投資関連のアドバイスや情報をもらって自分自身で投資するのかは明確にしておきたいところですね。

契約は投資顧問に限ったことではありません。あなたは、アパートを借りる時や携帯電話を契約する時に気にすることはなんでしょうか？気にする点は複数あるかもしれませんが皆さんに共通する点として「料金」があるのではないでしょうか？

もちろん投資顧問も会社によって、契約するプランによって料金が異なってきます。そして解約する時の場合を考えて「解約ルール」について確認することも大事です。ここからは「料金」と「解約ルール」で注目すべき点について説明していきます。

利用料金とは、月額の契約金額のことを指します。投資顧問を探す際には、まず予算を決めることをオススメします。なぜなら、予算オーバーの会社と契約をしてしまうと肝心の株式投資に回る資金が無くなり、アドバイスをもらってもそれを活かせないというケースも考えられるからです。

もしコストパフォーマンスが良い投資顧問を見つけたとしても、あなたの予算をはるかに上回る金額を顧問料に定めている投資顧問と契約をするのは得策とは言えません。

以上のことをまとめると、「コストパフォーマンスの高い投資顧問の中で、自分の予算に見合った会社を利用する」ことが大事ということになります。

解約ルールというのはクーリングオフをはじめとした投資顧問契約を解消する際のルールになります。

利用してみて希望通りのサービスが受けられなかった場合、いざ解約する時に想定外のトラブルに巻き込まれないために確認は必要なことです。

以上の2点があなたの希望に合うかどうかを契約前に確認すれば、条件に合わない投資顧問会社と契約せずに済みます。利用してみたい投資顧問が見つかったら「利用料金」と「解約ルール」といったように契約条件を確認しましょう。

投資顧問を利用しようとしてサイトをチェックすると、どの投資顧問も優れたパフォーマンスを残している優良投資顧問にみえます。しかし、中には成績を偽って掲載していたり悪質な勧誘をする投資顧問も存在します。

悪質投資顧問を利用してしまうと、資産を増やすことはおろか、投資額を元本割れするなど損失を被ることになってしまいます。そんなことになってしまっては不幸です。是非ともそのような詐欺まがいの投資顧問に引っかからないようにしたいところです。

悪質投資顧問の特徴としては主に以下の4点が挙げられます。当てはまる要素があった投資顧問は要注意です。利用を控える方が良いでしょう。

１．誇大な広告表現
２．無登録業者の「投資助言」
３．サイトの作りが粗悪
４．スタッフの対応が悪い/問い合わせの対応が遅い

上の4点を確認するのに一番効果的な方法は、「口コミ」で評判を確認することです。

インターネット上には、飲食店の口コミが掲載されている「食べログ」のように投資顧問に関する口コミが掲載されているサイトがあります。

口コミは客観的な視点から書き込まれているので、投資顧問の広告を鵜呑みにするよりよっぽど当てになります。口コミを確認して「優良投資顧問」を発見しましょう！