株式用語集

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さ行

■債務超過(さいむちょうか)

貸借対照表において「資産」よりも「負債」の金額が大きいこと。この場合、貸借対照表において、「資産」の合計金額よりも「負債」の合計金額が大きい状態であるため、株主資本の金額はマイナスになる。債務超過は、上場廃止の要件の一つになる。

■指値注文(さしねちゅうもん)

あらかじめ売り買いの値段を決めておいて注文すること。
例えば、株式の売買において「A株を500円で1,000株買いたい」というように注文すること。買い注文は、指定した値段以下の売り注文が出れば約定でき、売り注文は、指定した値段以上の買い注文が出れば約定できる。
希望の価格で売買できる反面、わずかな金額の差で売買が不成立になり、チャンスを逃すこともある。
⇒関連用語:成行注文
⇒関連用語:逆指値注文

■ザラ場(ざらば)

「寄り付き(最初の取引)」から「引け(最後の取引)」までの時間帯のこと。「ザラにある普通の場」という意味からこのように呼ばれるようになった。

■地合い(じあい)

相場の状況を指す。「地合いが悪い」といったように使う。

■塩漬け(しおづけ)

買った株が予想をはずれて大幅に値下がりしたため、損失を確定させたくないため長期保有してしまうこと。株を漬物に例えて、食べ時(株価の上昇)がくるまで待つことを意味している。

■時価総額(じかそうがく)

個々の銘柄や市場全体がどの程度の規模なのかを示すもの。個々の銘柄の時価総額は、株価に発行済株式数をかけて計算する。企業を評価する際の指標となる。

■自己資本比率(じこしほんひりつ)

自己資本と他人資本を合わせた使用総資産に対する自己資本の割合をいう。自己資本は純資産とも呼ばれ、企業のバランスシート上で資本金、法定準備金、剰余金などから構成される。自己資本は他人資本とは異なって返済義務がなく、配当金支払いも金利支払いとは異なって、業績に応じて弾力的に行えるなど、企業経営にとって安定的かつ好都合な資金源である。したがって総資本に対する自己資本の割合が大きい、すなわち自己資本比率が高いほど企業経営の安全度が高いということになる。

■自社株買い(じしゃかぶがい)

自社が発行した株を市場から買い戻すこと。増資とは反対に、流通する株数が減るため、1株あたりの利益や資産が大きくなり、株価上昇の要因になることが多い。また、株を買い取る資金的な余裕がある証明にもなるため、基本的には株価の上昇要因となる。自社株買いを行う目的としては、株価上昇を後押しする株主への還元が挙げられる。また、自社の持ち株比率が高まり、自社株買いによって株価が上昇することが多いため、他社による買収を防衛することにもつながる。

■証券取引所(しょうけんとりひきじょ)

証券会社からの売買注文を集め、株を集中的に売買している場所。現在、日本国内には、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌とジャスダックの6つの証券取引所がある。

■上場(じょうじょう)

証券取引所で株式の売買がされるようになること。

■信用取引(しんようとりひき)

証券会社の口座に預けてある資金や、保有する株を担保として、証券会社から資金を借りて株を売買する方法。担保の評価額の3倍まで取引できるため、資金効率が大きく向上するのがメリット。例えば、担保用化学が100万円なら最大300万円分の株を買うことができる。また、株を空売りすることも可能。損失が発生した場合は担保で清算。
取引額が大きくなるため、相場が急変するなどして株価が下落すると損失が大きく膨らむリスクがある。

■ストックオプション(すとっくおぷしょん)

従業員などに対して、あらかじめ決められた価格で自社株を買う権利を与えること。またはその権利。ストックオプション用の株を新株として発行する場合は、増資と同様に発行株数が増えるため、PER・PBRが割高になる可能性がある。ただし、権利を行使する従業員は、会社の業績などが上がると、購入した株を将来的に高値で売ることができる。そのため、志気が高まり、業績が上昇するなどの効果が期待できるため、増資と比べると株価へのマイナスの影響は小さい。
⇒関連用語:PER・PBR

■ストップ高・ストップ安(すとっぷだか・すとっぷやす)

値幅制限いっぱいまで値上がりしたときがストップ高、値幅制限いっぱいに値下がりしたときがストップ安。株価の急速な変動によって投資家に大きな損害を与えないように、1日の上げ幅、下げ幅はあらかじめ制限されている。
⇒関連用語:値幅制限

■前場・後場(ぜんば・ごば)

午前中の取引時間を前場、午後の取引時間を後場という。東京証券取引所では午前9時から11時半が前場、午後12時半から3時までを後場という。

■相場(そうば)

市場で取引される株式や債券などの値段のこと。

■増資(ぞうし)

新たに株式を発行して資金を調達すること。企業の事業規模を拡大したり、設備を増やしたい時などに行われることが多い。増資の方法としては、一般投資家に対して新株を発行する「公募」、特定の金融機関などに株を買ってもらう「第三者割当」、既存の株主に新株を発行する「株主割当」がある。いずれの場合も、増資発表時の株価よりも安く発行されることが多い。また、株の発行部数が増えるため、1株あたりの利益や資産が小さくなり、株価下落の要因となることもある。

■底値(そこね)

一定の期間中についた、相場の一番低い値段のこと。一番高い値は天井値(てんじょうね)という。

■損切り(そんぎり)

損が出ているときに、株を売って損を確定させること。ロスカットともいう。