『設定したはずの「売り」注文が通っていなかった』というのは株投資によくある失敗です。
インターネット取引の際には、注文画面をよく確認することが重要です。
今回は、気軽に注文できる自動売買システムで失敗してしまったFさんの体験談をご紹介します。
気がついた時には、損失が想定以上になっていた…
どうも!かぶくんです!
投資歴20年のFさん(50歳)の体験談をご紹介します。
Fさんは一貫した投資スタイルがあるとのこと。それはなんですか?
投資歴20年のFさん(50歳)の体験談をご紹介します。
Fさんは一貫した投資スタイルがあるとのこと。それはなんですか?
上昇トレンドにおける「順張り」で買うスタイルです。
順張りでは、銘柄は来期にかけて増収であることがポイントです。
順張りでは、銘柄は来期にかけて増収であることがポイントです。
順張り(じゅんばり)っていうと、上昇相場のときにその流れに乗って株を買うことですよね。
【順張りとは…】
上昇トレンドを狙って株式取引を行う投資法のこと!
あと、売買の際には必ず水準を設定するように心がけていて、売りの水準も、10%から30%に設定します。
逆にロスカットは5~10%の間と決めています。
逆にロスカットは5~10%の間と決めています。
さすが投資歴が長いだけあって、売買設定が明確ですね。
上げ幅を大きめに、ロスカット水準は小さく設定してるというわけですか!
ちなみに、どうして順張りをやろうと思ったんですか?
上げ幅を大きめに、ロスカット水準は小さく設定してるというわけですか!
ちなみに、どうして順張りをやろうと思ったんですか?
順張りなら、上がる確率の方が高いからです。
しかも10%上昇の水準なら、さほど長期でホールドすることもなく、投資効率も悪くない方だと聞いたからですね。
しかも10%上昇の水準なら、さほど長期でホールドすることもなく、投資効率も悪くない方だと聞いたからですね。
順張りは、強い上昇トレンドに乗って買いポジションを積み上げていく投資法ですもんね。
ちなみに、株の売り買いですが、ネット証券の自動売買システムを使って行いました。
買いと同時に、利益確定とロスカットの水準を設定して…
うーん、なにも問題はないように思いますが…
うーん、なにも問題はないように思いますが…
リスク抑えるように取引するのは僕のポリシーなんですよ。
ただ、思いがけないところに落とし穴があって。
ただ、思いがけないところに落とし穴があって。
実は、売買注文でやらかしたんです(笑)
おっと、まさかの凡ミスですか?(笑)
まさに。ルネサスエレクトロニクス(6723)の売買で起こりました。
2016年2月に底をつけ、その後上昇トレンドにあった銘柄ですね。
業績も申し分ないので、2016年3月の第2週に成り付きで買い付けました。
買値は735円で2000株の注文です。
もちろん、買いと同時に、利益確定とロスカットの水準も設定しました。
買値は735円で2000株の注文です。
もちろん、買いと同時に、利益確定とロスカットの水準も設定しました。
利益確定の水準と、ロスカットの水準はいくらですか?
810円で利益確定の売りで、ロスカットは680円と設定しておきました。
株価は750円まで上昇したものの、その水準でもみ合いに入りました。
810円で見事確定、680円以下になれば、自動的に売るということですね。
株価が上昇するか下降するか、全く見当が付かない状況ですしね。
その後、株価はどうなりましたか?
残念ながら、その後下落しました。
株価は700円を割りロスカット設定の680円をも割り込む状況になりました。
株価は700円を割りロスカット設定の680円をも割り込む状況になりました。
ここでロスカットの設定が力を発揮するときですよね。
ええ、本来の設定であれば(笑)
こ、
怖いですね…(笑)
怖いですね…(笑)
数日後、チェックしてみると、680円で売られてるはずの株は、まだホールドしたまま。
気づいた時には650円を割っていました。
気づいた時には650円を割っていました。
Fさん、悲しいっす…
なぜそんなことに…
なぜそんなことに…
ロスカットを設定していたつもりが、「確定」できていなかったんです。
まさに、機械操作を誤るという初歩的なミスでした。
慌てて見切りましたよ。
まさに、機械操作を誤るという初歩的なミスでした。
慌てて見切りましたよ。
万全を期して注文したはずが、まさかの初歩的なミス。
とっくに売られているはずが、ロスカットを設定した価格より安く売ることになってしまいましたね。
とっくに売られているはずが、ロスカットを設定した価格より安く売ることになってしまいましたね。
とてもくやしかったです。
あまりにくやしかったんで、今ではパソコンの前で指さし確認して注文してますよ。
「銘柄名よーし!株数よーし!」って。はたから見たら完全に怪しいヤツですが、結局これが確実です。
あまりにくやしかったんで、今ではパソコンの前で指さし確認して注文してますよ。
「銘柄名よーし!株数よーし!」って。はたから見たら完全に怪しいヤツですが、結局これが確実です。
大きな損になったら、目も当てられないですもんね。
そのぐらいやるのがちょうど良いのかも。
そのぐらいやるのがちょうど良いのかも。
それに、今はスマホでも気軽に注文できるじゃないですか。
歩きながらでも操作して、ぽちっと注文できるっていう。
便利な分、間違って注文した人の話もよく耳にしますね。
歩きながらでも操作して、ぽちっと注文できるっていう。
便利な分、間違って注文した人の話もよく耳にしますね。
あと、濡れた手も注意です。
へえ、濡れた手ってどういうことですか?
スマホの画面に水滴がつくことで誤作動を起こして、注文内容がおかしくなるってパターンです。100株注文したかったのに、気づいたら1000株注文してた、とか。
ぞっとしますね。
あとは、似た名前の銘柄があって、間違って違うほうを注文したパターンってのもあるあるですよね。
あとは、似た名前の銘柄があって、間違って違うほうを注文したパターンってのもあるあるですよね。
取引で負ける以前に、注文ミスで負けたら泣くに泣けませんよね。
資金が少ないうちは、もし注文株数を間違えても、残高不足で注文が通らないですよね。
これがある意味いいストッパーになってますが、資産が増えてくると注文が通ってしまう…。
これがある意味いいストッパーになってますが、資産が増えてくると注文が通ってしまう…。
結局、自分でミスを防ぐしくみを作るしかありませんよね。
買い注文か、売り注文か。購入する株数はいくつか。購入金額が確認できるのなら、いくらの注文なのか。これらは必ず確認するようにしています。
買い注文か、売り注文か。購入する株数はいくつか。購入金額が確認できるのなら、いくらの注文なのか。これらは必ず確認するようにしています。
ロスカット水準の設定の他にも、「300株購入のところを3000株購入してしまった」「売りと買いを間違えた」という誤発注も散見されます。
また、銘柄のコードを誤って入力し、全く知らない会社の株を買ってしまった…なんて方も。
インターネットによる売買注文は、確実に注文が通っているかを確認しなければなりません。
最終的な「確認画面」が表示されるので、銘柄名、株数など必要事項に間違いがないかどうかチェックすることが重要です。
現在はスマホで取引ができるようになり便利ですが、歩きながら注文したりなど、「ながら発注」は間違いのもと。
注文を入力してしまっても約定(株取引が成立)していなければ取り消しができますが、約定してしまっては取り消しはできないので、注意が必要です。
★ポイント★
今回のケース:「注文内容をしっかり確認せず、注文を間違えてしまった…」
⇒一度、約定してしまった注文は取り消し不可!注文前に、しっかり確認しよう!
⇒一度、約定してしまった注文は取り消し不可!注文前に、しっかり確認しよう!